HubSpotで会員ページを作る方法

HubSpotでは会員ページを比較的簡単に作成することができます。

会員ページを作る方法はいくつかありますが、今回はフォームを使用して、自動的に会員登録できる仕組みを紹介します。

会員用ページを作成する

ページを会員のみ閲覧できるようにするには、ページにアクセス権を設定する必要があります。

ウェブサイトページ、ランディングページの場合

ウェブサイトページとランディングページにアクセス権を付与する場合は、ページ編集画面から設定タブの[詳細オプション]を開きます。
[ページのオーディエンスアクセスを管理]セクションで、[非公開 - 登録が必要]を選択して、任意のリストを選択すれば、リストに登録されているコンタクトのみページが閲覧できるようになります。

※ まだこの段階ではリストが設定できないので後述を参照してください。

fig01

ブログ、ナレッジベースの場合

会員向けページはウェブサイトページだけでなくブログやナレッジベースでも可能です。
ブログは1記事ごとではなくブログごとになるので、ブログ設定画面の[全般]タブ内から設定します。

ナレッジベースでは1記事ごとに設定が可能です。

詳しい手順はHubSpotマニュアルを参照ください。

 

リストについて

会員ページを作るに当たり、[リスト]を使用しますが、そもそもリストが何をするものなのか知っておく必要があります。

リストはアクティビティーなどのプロパティー値および特性に基づいて、コンタクトや会社のレコードをまとめるもので、分かりやすく言うと何かを条件にしてまとめておくフォルダーのようなものです。

なので今回は、会員ページへアクセスできる人をまとめたリストを作るということになります。

そしてリストは、静的リスト動的リストがあります。

静的リストは、リストが保存された時点で、設定された条件を満たしているレコードが保存されます。静的リストは名前の通り自動的に更新されることはありませんが、手動でレコードの追加や削除を行うことができます。

動的リストは、設定された条件を満たしているレコードが自動的に保存されます。もちろん条件から外れた場合はリストから削除されます。そして静的リストのように手動でレコードの追加や削除ができません。

詳しい内容はHubSpotマニュアルを参照してください。

会員用登録フォームページを作成する

新しくウェブページを作成してフォームを設置します。
※このページは一般向けなので非公開設定の必要はありません。

フォームの項目は最低限のフィールドだけで構いませんが、メールアドレスがキーになるのでメールアドレスは必須になります。

今回は添付のようなフォームを設置したページを作成しました。

fig02

動的リストを作成する

動的リストに登録する方法は数パターンありますが、今回はフォーム送信をしたコンタクトを自動的に登録する方法を使用します。その他の方法はこちらを参照してください。

動的リストの作成方法は、上部メニュー[コンタクト] > [リスト]の順に進み、ページ右上の[リストを作成]からリストを新規作成します。

新規作成画面が開いたら[コンタクトベース]から[動的リスト]を選択します。

fig03

次に[フィルター]にフォームを送信を設定して、先ほど作成した会員登録用のフォームを設定します。

fig04

このまま[リストを保存]でリストの設定は以上です。

会員用ページに動的リストを追加

作成した動的リストを最初に作成した会員用ページに設定します。

fig06

会員登録フォームページからフォーム送信

動的リスト、会員用ページに動的リストを設定したので、フォーム送信を行ってみましょう。
フォーム送信後は以下2つの作業を行います。

動的リストを確認

フォーム送信後に動的リストに自動追加されるので、動的リストを確認してみてください。(反映に2~3分ほど時間がかかります)

動的リストに追加された後、フォーム送信者には自動的に会員登録確認メールが届きます。

会員登録手続きを行う

動的リストに登録されたコンタクトには、HubSpotからアクセス権を付与されたというようなメールが自動で送信されます。
メール内に記載されているリンクにアクセスすると、下図のようなパスワードを設定する画面に遷移します。

fig05

パスワードを保存後、ログインページに遷移するので、メールアドレスと先ほど設定したパスワードを入力すれば会員用ページが閲覧できます。

まとめ

今回は会員登録フォームと、動的リストを使用した一般的とも言える方法の紹介になりましたが、この他にもアイデア次第で様々な実装が行えます。

会員ページの作成と言うと様々な機能が必要そうに思えますが、HubSpotを使えば少ない手順で会員ページを作ることができるのが魅力的です。

 

最後に、会員ページ(非公開コンテンツ)の作成にはEnterpriseライセンスが必要になるため、詳しくはこちらを参照してください。

 

※ 本文中のスクリーンショットは2023年1月時点のものです。

 

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アクセサイト編集担当

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