【2023年版】インバウンド・マーケティングのすすめ

情報に溢れたこの時代、私たちはまさに「コミュニケーション革命」の真っただ中の時代に生きていると言えるのではないでしょうか。

インターネットの猛烈な発展と、それに関連する様々な技術・サービスの普及とともに、私たちがウェブで情報収集するという行動は、今を生きている私たちにとって、もはや朝起きたら顔を洗う事と同じというくらい当たり前の日常行動になっており、その行動は個人的な情報収集だけにとどまらず、企業にとってのあらゆる情報収集活動においても例外とは言えません。

そのような環境の中で、日々、閲覧・収集されるウェブサイト・ウェブコンテンツの重要性はどのようなビジネスにとっても、年々重要性を増していると言えるはずです。

本記事では、昨今の「コミュニケーション革命」の流れの中で、2023年においても最前線に位置しているとも言える「インバウンド・マーケティング」の実践においての重要点について解説します。

インバウンド・マーケティングとは

インバウンド・マーケティングとは、端的にいうならば、顧客に見つけてもらうマーケティング手法です。

そして、インバウンド・マーケティングの実践において最も重要なことは、相手の意図を汲み取り、提供するコンテンツで顧客の課題を解決し成功に導く事と言えます。なぜならば、顧客の成功が最終的に自社の成功につながるからです。

インバウンド・マーケティングを実践する事で、見込み顧客を惹きつける(Attract)という目的だけでなく、自社のサービスや製品を購入いただき、顧客に転換した後も顧客の課題やソリューションの情報を提供し続け、顧客との信頼関係を築くこと(Engage)、さらには顧客が購入したサービスや製品を使って顧客の目標を達成できるように情報提供し、顧客を満足させること(Delight)ができるのです。

インバウンド・マーケティングの先駆者ともいえるHubSpot 社では、顧客の成功を自社の成功と捉えることで組織のスマートな成長の実現するための優れたビジネス手法として「フライホイール」(下記の図)というビジネスモデルを提唱し、インバウンド・マーケティングの実践とともに企業がスマートに成長することを自らも実践し、また、多くの企業に推奨しています。

hubspot_flywheel

【参考】:https://www.hubspot.jp/inbound-marketing

インバウンド・マーケティングの実践にむけて

では、実際にインバウンド・マーケティングを実践していくためにはまず何が必要でしょうか。

前述の通り、インバウンドマーケティングとは非常に広義の概念であり、そのための具体的な施策としては、ブログや動画などのコンテンツ制作、LP制作やオウンドメディア制作などのウェブサイト制作、SEO、SNSマーケティング、Eメールマーケティング、セミナー(ウェビナー)等、多岐にわたります。

いずれの施策も顧客の意図を汲み取り、顧客のカスタマージャーニーに合わせて適切なタイミングで適切な情報を見つけてもらう事が重要になってきます。

ただ、そのことは一朝一夕でできる事ではなく、そのために企業は様々なトライアンドエラーを繰り返しながら、コンテンツの提供を積み重ね、また施策ごとに検証を行い、忍耐強く顧客に最適なタイミングで見つけてもらう努力を継続していかなければなりません。

インバウンド・マーケティングの実践にあたり、インバウンド・マーケティングが非常に重要な施策であることを理解すると同時に、長期的なマーケティング施策である事を、実践する企業の関係者全員が理解する事も重要と言えます。

また、これからインバウンド・マーケティングを実践していこうとしている企業にとって、まず最初の一歩として重要な事は、インバウンド・マーケティングに最適なプラットフォームの導入、そして顧客に見つけてもらうための努力を継続的に運用していくための社外リソースも含めたリソースの確保と運用体制の構築といえるのでないでしょうか。

Close up of hand with laptop and media icons

インバウンド・マーケティングの成功事例

インバウンド思想の先駆者であり、インバウンド・マーケティングの実践に向けて最適化されたプラットフォームを開発・提供しているHubSpot社 では、直近の2022年Q3の四半期決算資料において、全世界での顧客数が120ヵ国以上で158,000社以上、との実績数字を公表しており、順調に成長を続けていることを表しています。

このことはまさにインバウンド・マーケティングの先駆者として、インバウンド・マーケテイングの成功を自らで体現していると言えるのではないでしょうか。

また、同時に同社のウェブサイトでは日本国内においても企業規模を問わず、多くの企業がHubSpot ツールを利活用して、インバウンド・マーケティングを実践し、自社の課題解決やビジネスの成長につなげている事例を公表しています。

日本においても世界と同様に多くの企業がインバウンド・マーケティングを実践し、成功につなげているのです。

 

Back view image of businessman drawing graphics on wall

【参考】:https://www.hubspot.jp/case-studies

【参考】:https://www.hubspot.com/hubfs/New%20Investor%20Presentation%20Q322%20(4).pdf

まとめ

2023年の「コミュニケーション革命」の真っただ中において、企業がインバウンド・マーケティングを実践する重要性はますます増している。

インバウンド・マーケティングを実践する企業にとってまず重要な事は以下の2点である。

  • インバウンド・マーケティングの実践に向けたプラットフォームの導入
  • 継続的にインバウンド・マーケティングを実践するための運用体制の構築


2023年1月直近の四半期決算資料においても、インバウンド・マーケティングの先駆者ともいえるHubSpot社は順調に成長していることを裏づける数字を公表しており、同社のツールを導入した日本国内企業の成功事例も多く公表されている。

おわりに

本記事では現在の「コミュニケーション革命」の流れの中で、インバウンド・マーケティングの実践における重要点を中心に解説してきました。

繰り返しになりますが、インバウンド・マーケティングは長期的なマーケティング施策となり、実践から成功までの道のりは決して簡単なものではありません。

ただ、どのようなビジネスでもインバウンド・マーケティングの思想をもって、有益なコンテンツを提供し続けることは、必ず自社の財産となり、ひいては自社の成長につながるはずです。

2023年、まずはスモールスタートからインバウンド・マーケティングをはじめてみましょう!

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