HubSpotのCMS HubはAIを搭載したContent Hubへ進化!何が変わったのか?を徹底解説!

HubSpotは2024年4月、これまでの「CMS Hub」に代わる新製品として、新たにAI機能を搭載した一元型コンテンツマーケティングソフトウェア「Content Hub」のリリースを発表しました。

本記事では、CMS HubからContent Hubに進化したことで何が変わったのか?料金面での変更点や新たに追加された機能などを解説します。

CMS HubからContent Hubへ

Content Hubとは

HubSpotは、これまで「CMS Hub」としてブログやWebページなどのコンテンツを作成するツールを提供していました。

2024年4月にリリースされた「Content Hub」は、CMS Hubに新たな機能が加わり、「AIを搭載した一元型のコンテンツマーケティングソフトウェア」として進化しました。

顧客に優れたコンテンツ体験を提供することを支援するため、コンテンツの作成、管理、配信に必要な機能が一つのプラットフォーム内に集約されています。

content-hub

HubSpot Content Hub

では一体、Content Hubになって何が変わったのでしょうか?

Content Hubになって何が変わった?

CMS Hubから大きく変わったのは以下の5点です。

  • 価格の変更
    Professional・Enterpriseプランの料金が変更となりました
  • AIの搭載
    コンテンツ作成やページの翻訳にAIが利用できるようになりました
  • 会員ページがProfessional プランから作成可能に
    これまでCMS Hub Enterpriseでのみ作成可能だった会員ページが、Content Hub Professionalから作成できるようになりました
  • 新たな機能の追加
    埋め込みコンテンツ、ポッドキャスト、コンテンツリミックスなど新たな機能が追加されました
  • Marketing+ が登場
    Content HubとMarketing Hubをバンドルした「Marketing+」が登場しました

それぞれの点について詳しく解説していきます。

Content Hubのプランと価格

Content HubにはCMS Hubと同様に、無料プラン、Starter、Professional、Enterpriseの4つのプランが用意されています。

CMS Hubからの変更点として、ProfessionalとEnterpriseプランの料金が変わりました。

  • 無料ツール:0円 / 月
  • Starter:1シートあたり1,800円 / 月
  • Professional:54,000円 / 月(3コアシート込み) → 旧CMS Hubは43,200円 
    ※年一括払いの場合
  • Enterprise180,000円 / 月(5コアシート込み) → 旧CMS Hubは144,000円

※コアシートとは、編集権限を持つユーザーとなります。(コアシートユーザー以外は閲覧権限のみとなります)

各プランの主な機能

  • 無料ツール:Webサイトページやブログの作成が可能ですがHubSpotのロゴが含まれます。
  • Starter:Webサイトページ、ブログ、フォーム、ランディングページからHubSpotのロゴが削除されます。AIアシスタント、プレミアムホスティング機能が利用可能になります。
  • Professional:Starterの機能に加え、埋め込みコンテンツやAI翻訳、ブランドボイス、コンテンツリミックスなどの新機能が利用できます。
  • Enterprise: Professionalの機能に加え、マルチサイトやカスタムオブジェクトなど、さらに高度な機能が利用可能となります。

各プランの詳細について詳しくはこちら

AIが搭載

今回のContent Hubのリリースに伴い、一番ホットなトピックは、豊富なAI機能が搭載された点ではないでしょうか。これにより、コンテンツ作成などの業務を、これまで以上に効率化することが期待できます。

AI翻訳

DeepLのAIツールを活用して、ページやコンテンツを自動的に翻訳することが可能です。新しい言語バリエーションを作成したり、既存コンテンツの翻訳を更新したりできます。

さまざまな言語に対応しているので、これまでのページを自動翻訳して多言語ページを作成し海外のターゲット向けに発信することも可能となります。

詳しくはこちら

AIによるブログ記事生成

プロンプトを入力するだけで、SEOに最適化されたブログ記事をAIが自動生成します。

これにより、これまで社内の担当者が一から記事を書いていた作業や、外部のベンダーにお願いしていた作業が飛躍的に改善されることが期待できます。

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この機能は無料でも利用することができます。

詳しくはこちら

メンバー限定公開コンテンツ

特定のユーザーグループにのみコンテンツを公開できる、いわゆる「会員ページ」機能です。

これまでこの機能はCMS Hub Enterpriseでのみ提供されていましたが、今回のリリースで「Content Hub Professional」からでも利用可能になりました。

メンバー限定コンテンツについて詳しくはこちら

Content Hubの新機能 

Content Hubには、この他にもさまざまな新機能が追加されています。

埋め込みコンテンツ 

HubSpotで作成したコンテンツを、WordPressに埋め込むことができます。

また、スマートコンテンツを使用して作成されたコンテンツは訪問者のデータに基づいて動的に調整されるため、パーソナライズされた体験も提供できます。

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現在WordPressを利用してWebサイトを運営している方は、再構築や移行を行うことなくHubSpotで作成したコンテンツを利用することが可能です。

詳しくはこちら

コンテンツリミックス(ベータ版)

既存のページやブログ記事、テキストコンテンツを、画像、ソーシャル投稿、SMSメッセージ、広告、Eメールなどの他の形式にリミックスして再利用できます。

ブログ記事やページを作成するのに、かなりの時間を要している人も少なくないでしょう。SNSでの投稿やEメールでの配信のため新たに投稿文を考えようとすると、さらに時間がかかります。それらの業務を効率化できるのがコンテンツリミックス機能です。

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詳しくはこちら

ブランドボイス(ベータ版)

AIを搭載したブランドボイスツールにより、生成されたコンテンツや作成済みのコンテンツをブランドのトーン&マナーに合わせた表現に変えることができます。

ブランドガイドラインでコンテンツ作成時のトーンを定めていても、作成者によってトーンが変わってしまうことも考えられます。そうした問題をAIによって解決することが可能です。

※2024年4月現在ではベータ版となっており、英語でのみ使用が可能です。

詳しくはこちら

ポッドキャスト

オーディオファイルのアップロードやAI生成オーディオを使って簡単にポッドキャストを作成できます。こちらはProfessionalプラン以上で利用可能です。

  • Content Hub Professionalの場合:最大5つのポッドキャスト番組を作成可能。各アカウントは最大1,000エピソードを持つことができます。 
  • Content Hub Enterpriseの場合:最大50のポッドキャスト番組を作成可能。各アカウントは最大1,000エピソードを持つことができます。 

詳しくはこちら

Marketing+の登場

 Content HubでWebサイトやランディングページ、ブログなどの作成や管理を行うだけではなく、獲得したリードに対して、マーケティングEメールやステップメールの自動配信などを行いたい、と考える方も多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめしたいのが、Content HubとMarketing Hubをセットで提供するMarketing+」です。

Marketing+により、Webサイトの管理から日々のマーケティング活動まで「ワンプラットフォーム」での運用が可能になります。

Marketing+の価格

Marketing+では、Content HubとMarketing Hubを合わせた通常価格よりもコストを抑えてご利用いただけます。

通常:Content Hub Professional + Marketing Hub Professional → 156,000円 / 月
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
Marketing+ professional → 108,000円 / 月
※年一括払いの場合

Content Hub Enterprise + Marketing Hub Enterprise → 612,000円 / 月
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
Marketing+ Enterprise → 456,000円 / 月

主な機能

  • Marketing+ Professional:Marketing Hub Professional とContent Hub Professionalの全ての機能が利用可能
  • Marketing+ Enterprise:Marketing Hub と Content Hub Professionalの全ての機能に加えてコンテンツの承認やマルチサイトの作成、カスタムオブジェクトの作成などより高度な機能が利用可能

Marketing+の料金と機能について詳しくはこちら

Marketing Hubについて詳しく解説した記事はこちら

注意点

新規で契約する場合、Marketing Hubからはランディングページやブログ機能がなくなります。(既存ユーザーは引き続き利用可能)ただし、無料プランの範囲でのブログ・LP機能(制限あり)は利用可能です。

無料プランより高度なランディングページやブログ機能を利用したい場合は、Content HubもしくはMarketing Hub+を契約する必要があります。

Content Hubの導入はアクセサイトへご相談ください

アクセサイトは、Content Hubを利用したWebサイト制作や開発、コンテンツ制作・運用を得意としており導入実績も多数ございます。

さらに、「HubSpotの導入支援・運用支援」も行なっていることも特徴です。HubSpotはContent Hubだけでなく、無料のCRMのほか、さまざまなツールが用意されており、お客様の事業やニーズ、課題に合わせて適切なライセンス形態のご提案が可能です。

Content HubをはじめとするHubSpotの導入をお考えの方は是非一度ご相談ください。

アクセサイトの導入実績はこちらから

お問い合わせはこちらから

まとめ

これまでの「HubSpot CMS Hub」にAIのほか、さまざまな機能が搭載され「Content Hub」として進化しました。

Content Hubを利用して効率的にコンテンツを作成・管理・運用してより良い顧客体験の提供を目指しましょう。

「導入方法がわからない」「どう使うべきか教えて欲しい」という方は、ぜひアクセサイトへご相談ください。お客様の疑問や課題に応じて、トータルにサポートします。

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アクセサイト編集担当

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